このブログは間もなく終了しますが、オーディオは永遠に不滅です!!

 今年初めての記事になります。もう告知があってご存じの方もいらっしゃるでしょうが、このオーディオのブログも、正式には昨年12月が最終回でした。しかし、2月中旬まではこのページにアクセスできるようですから、私は何回か書こうと思っています。

●不滅のオーディオのために

 ビッグローブの中で、新たなページを始めるかもしれません。また、私自身のページのご案内もしようか思っています。いずれにしても、月内にお知らせしますので、覗いてください。
 オーディオの趣味は、“マニアがファンを殺す”と私は、ずっと思ってきました。私は4半世紀ほどの間、日本のオーディオジャーナリズムの片隅にいて、専門家というよりも音楽・オーディオファンの1人として、関係業界をみてきましたが、何か特別な知識や、豊富な経験がないと、オーディオを正しく(?)楽しむことができないかのような空気が漂っていて、とても居心地の悪い思いをしたことが度々ありました。
 うっかり何か言おうものなら、そんな程度のことも知らなくて、よくオーディオをやりたいというねえ、と言わんばかりの態度をするマニアや業界人が多いのです。また、自分の買いたいシステムの予算を言うと、バカにされたり、気の毒がられたり、あるいはこれから買おうとする機器を言うと、なんでそんな変なものを買うのかと軽蔑されたりしかねません。
 そんな体験をした方が多いのではないでしょうか。どうしても、オーディオに詳しいと自認するマニアと、一部の能力に疑問のあるオーディオ評論家は、経験の少ない人を蔑む傾向があるのですね。また、専門店に行くと、そういうマニアが集まっていることが多く、一般のファンが入りにくいと感じることもしばしばあります。常連マニアと親しく話している店員も、プライドが高くて、うっかり質問すると、そんなことも知らないで、あんた本気でオーディオやるの? とでも言われそうな気がしてしまうのです。もっとも、専門店はそのように敷居が高いところばかりではありません。マニアとファンの違いを心得て、親切に教えてくれるところもあります。

 オーディオはある程度のルールと常識を守れば、好きなようにやって何の問題も起こらない安全な趣味です。ルールでいちばん大切なのは、近隣に音の被害を与えないこと。これがもっとも大切なものです。あとは、自分の音の好みにしたがって自由にやればいいのです。時には失敗もあるでしょうが、それはどんな趣味にもあることです。
 そして、道具を使う趣味で、どうしてもその道具のブランドや価格を問題にしがちなものですが、そんなことは無視すればいいのです。ここで必要なのが常識です。それは、いいもので特別安価なものはない、ということ。いいものを作ろうとすれば、必然的にある程度のコストがかかります。オーディオ機器は実用品であると同時に趣味のものでもありますから、一般の電気製品に比べて割高に感じられるものもある、ということを認めるのが常識なのです。
 そんなことを思いながら、オーディオのあれこれを楽しく語って、生の音楽もいいが、録音された音を自分の家の機器で再生する、つまりオーディオで聴くのも楽しいな、ということを示していきたいというのが私の考えです。
 そのためには、音楽好きのオーディオファンを惑わすような言説があれば、これを徹底的に排除すべく闘う、いえ、そんな大げさなものではないのですが、オーディオのジャーナリズムがかなり“いいかげん”なので、ファンがだまされないようになるための言論活動をしようと思っているのです。

 ところで、私は今新しい、音とオーディオの本の制作に取りかかっています。1年がかりの長丁場の仕事なのですが、日本のオーディオジャーナリズムとはまったく関係のない世界での仕事です。内外の録音関係者、演奏家、作家や哲学者などいろいろなジャンルの方のインタビューやエッセイもあります。発行が近づいたらご案内します。
 そのインタビューの1つとして、1月12日に古楽器アンサンブルと合唱団「バッハ・コレギウム・ジャパン(以下BCJ)」の鈴木雅明さんにお話を伺いました。鈴木さんはBCJの指揮者(音楽監督)であると同時に、オルガンやチェンバロの演奏家でもあります。BCJのことを詳しく知りたい方は、公式ホームページ(http://www.bach.co.jp/japanese_page_top.htm)をご覧ください。
 鈴木さんは、昨年現代楽器のオーケストラで、マーラーの交響曲1番の指揮をし、これも話題になりました。今年4月にはボストン交響楽団を指揮して、バッハの「マタイ受難曲」を演奏することになっています。このように国際的にも大活躍されている、鈴木さんの音楽談義は、オーディオファンにも大いに参考になると思います。その中で、特に印象に残ったことを、なるべく早い次回に、お話したいと思います。

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 鈴木雅明さんとバッハ・コレギウム・ジャパンを紹介する意味で、今年2月、5日と10日のコンサートのチラシを掲載しておきます。