パーソナル空間で楽しむ“いい音”~ 注目のOlasonicの第2弾

 3月11日の東北関東大地震の被害に遭われた多くの方々に心からお見舞い申し上げます。
こういう時期ではありますが、どんな困難も人はこれを乗り越えていかなければなりません。みんなで心を1つにして、これからの復興にあたらなくてはなりません。頑張りましょう。


●さて、かなり時間が経過したのですが、今の時点でまだこのページの新しいBiglobe内のURLは決まっていません。そこで、遅れる場合に備えて、今後は私の個人ページにいったん移動します。「オーディオの詩と真実」というページですが、そこに今回と同じ内容を掲載しておきますので、今後はそちらをご覧ください。Biglobeのページは決まりしだいご案内します。

 オーディオの詩と真実:http://sn-factory.jp/audio/

●新しい時代のパーソナルオーディオシステム登場

 さて、この連載が始まって間もなく紹介した、パソコンの外部スピーカー「TW-S7」を覚えていらっしゃいますか? 昨年3月15日の「TW-S7、ちょっと驚きの高音質パソコン外部スピーカー」です。まだご覧になっていない方は<http://audio.b.station50.biglobe.ne.jp/201003/article_2.html>にアクセスしてください。
 
 このユニークなスピーカーは、メーカーの予想を超える人気を得て、今もコンスタントに売れ続けています。同種のパソコン外部スピーカーに比べると価格は10,800円で、少し高いかもしれませんが、その音の良さは価格には替えられないものがある、と思う方が多かったのですね。
 このページでパソコン用の外部スピーカーを取り上げたことは、1度もなかったのですが、実際の音を初めて聴いて、この音には本格的オーディオに通じるものがある、と感心して紹介したのでした。それにしても、パソコンの外部スピーカーは今や安いものは3,000円以下でも買えるそうで、どうすればそんなに安くできるのか不思議で仕方がありません。

画像


 メーカーは「Olasonic(オラソニック)」、開発メンバーが元ソニーだと聞いてなるほどと納得しました。彼らなら、一定の制約のなかで、どうすれば最善のものが作れるかを考える能力が高いからです。一般的なオーディオ製品を作る際に必要な条件を、パソコン用でも妥協することなく可能な限り活かす、という発想が「TW-S7」には凝縮されているのです。
 コストの制約と、音源がパソコンであるという絶対条件の中で、“いい音”に求められる要素を慎重に拾い出していった結果として、このスピーカーのユニークな卵型の形が決められ、振動板の素材が選択され、低音域増強のためのパッシブラジエーター(ドローンコーン)方式や、音の拡散性を高めるスピーカー前面のデフューザー採用になったのです。
 そしてこの1年、順調なセールスを記録するなかで、第2弾の「TW-D7WM」が開発され、3月1日からの発売に漕ぎ着けたのです。では、まずは写真をご覧いただきましょう。

画像


●専用アンプ回路と電源の強化によって、より豊かな再現力を得た

 一目瞭然、第2弾「TW-D7WM」ではソニーのウオークマン(Walkman)を接続できるドックを採用し、コンパクトアンプとスピーカーを組み合わせた“システム製品”になったのです。最近はヘッドフォンで聴くことが主流の携帯デジタルプレーヤーを、外部スピーカーから出力して聴くためのドックを採用する、CDプレーヤーやプリメインアンプなどが増えています。
 しかし、オラソニックの発想は、理想的なパーソナルスピーカー「TW-S7」がまず先にあって、この性能をさらに向上させるためのシステムが考えられた。そして、その入力ソースの1つとして、ウオークマンを直接接続できる形式にした、そういう考え方なのです。

 第1作の「TW-S7」は単なる外部スピーカーですから、音質を直接コントロールすることは、スピーカーのセッティングぐらいしかなかったので、音にこだわりのある人は、きっと何かコントロールできる機構がほしいと思う。しかし、パソコンで音質を調整するのは、内蔵のソフトウェアでは性能が物足りないし、もう一歩進めるには別なソフトをインストールしなければなりません。さらにもう1つ重要な問題として、パソコンによっては電力供給が十分ではない場合もあります。
 これらの要求に応えて、パソコンや携帯プレーヤーを入力ソースにした、豊かなパーソナルオーディオシステム、というのが「TW-D7WM」の基本的なコンセプトということになります。
 必要にして十分なサイズの基板に、アンプ回路と高性能DAコンバーターを搭載することによって、開発者の音の狙いはより精度高く実現することができるようになりました。そして、電源は専用の電源アダプターが用意されて充実しましたし、パソコンからのUSB接続による電源も、ドック本体電源部のコンデンサーに電力を蓄える方式の「スーパー・チャージャー・ドライブ・システム(Super Charger Drive System)」によって、急激な電力供給にも不安なく対応することができるようになりました。これによって、パソコンや携帯システムの、時に不安定だったり不満だったりする電力問題を解決し、余裕のある音が楽しめるようになりました。

●素晴らしい立体的な音の広がりと定位感

画像


「TW-D7WM」をウオークマンにつないだ音、パソコンに接続した音を聴いて感じたのは、スピーカーは前作の「TW-S7」とまったく同じなのですが、やはりアンプが加わり、電源部が充実した効果でしょう、一段と鳴りっぷりが良くなりました。1音1音の響きにも余裕が感じられます。そして、何よりも素晴らしいのは、その立体的な音の広がり感です。
 本格的オーディオシステムでは、スピーカーが大きくなりますので、音質の充実度は高く、表現力のダイナミックレンジは大きいのですが、音の定位と広がり感はなかなかうまく再現出来ないことが多いのです。
 その点、この「TW-D7WM」は ユニットが1つしかないフルレンジ(1つのスピーカーで全帯域を再生する)のメリットがよく発揮されていて、2つのスピーカーの前後左右上下の3次元空間に、きれいに音が浮かびます。定位も自然で明確です。これは小型、フルレンジならではの音の世界です。パソコンの内蔵スピーカーで聴くのとは天地の差があります。もちろん、ヘッドフォンとは一味違った音の世界です。
「TW-D7WM」を組み入れることによって、仕事とインターネットの道具だったパソコンが、こんなに豊かな音の世界を目の前の空間に作ってくれるというのは、本当に10年ほど前には考えられなかったことです。そして、室外でヘッドフォンで聴いているウォークマンも、プレーヤーとしての能力を存分に発揮してくれるのです。新しい時代のパーソナルオーディオ機器として、この「TW-D7WM」を大いに歓迎したいと思います。価格はオープンですが、実勢価格は21,800円ほどです。
 なお、本体にアナログ入力端子もありますので、外部のさまざまな機器の接続が可能です。製品についての詳細は下記のOlasonicのホームページをご覧ください。
< http://www.olasonic.jp/dockspeaker/twd7wm.html >

[ TW-D7WMの主な仕様 ]
●オーディオ入力:Walkman、USBポート、アナログイン●USB接続環境:WindowsXP・Vista・7、Mac OS9.1・OS10.1以降●アンプ出力:10W+10W(ダイナミックパワー)●ヘッドフォン端子:ステレオミニジャック●周波数特性:60Hz~20,000Hz●スピーカーユニット:φ60mmコーン型フルレンジ、パッシブラジエータ:φ60mm発泡ウレタン●電源:USBバスパワー、電源アダプター●外形寸法:スピーカー108(W)x141(H)x108(D)mm、本体106(W)x39(H)x180(D)㎜●重量:1.6Kg●付属品:リモコン、リチウムボタン電池、電源アダプター、USBケーブル、インシュレーター、Walkman用アタッチメント2種類

[ 製品についてのお問い合わせ先 ]
株式会社 東和電子 Olasonicサポートセンター
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-18-2 ワッティービル4F
メール:support@twa.co.jp
電話:03-6303-9814
受付時間:10:00~17:00(土日祝日を除く )